【商品紹介】
今は亡き名門ILLINOISのオープンフェース懐中時計(Grade:60)です。
1895年前後に製造された品で、イリノイの中でも初期の一品です。
”Bunn SPECIAL”、”Sangamo”のような豪華な品が人気のイリノイですが、
今回の品はそれとは一線を画す、重厚感溢れる一品です。
このようなシンプルな品で大型の品は問い合わせが多いのですが、
なかなか良い物も少なく、陳列してもいつも売り切れになっております。
文字盤はポーセリン製、高級仕様のダブルサンクダイヤル。
人気の高いローマ数字表記の時刻で、上品で視認性に優れています。
文字盤縁に複数のヘアーラインがありますが、薄いものです。
加えて風防面を付けている日常使いの状態では見えない位置です。
アンティーク品とご理解頂ける方にお楽しみ頂ければ幸いです。
ケースはSILVERINE製のハンターケース。
当時の銀食器などによく使われた合金ですが、とても綺麗な銀色をしています。
経年・劣化というよりは、経年により味わいが増したケースと言えます。
一点、ハンターケースの表面の開きに問題があります。
表ケース開く際、竜頭押しながら左手で持ち上げてください。
通常の場合、竜頭を押すと自立して開きますが、この品は左手で持ち上げてくださいということです。
ちゃんと閉まりますし、見た目には全くわからないのですが、
(どのハンターケースの品にも言えることですが、閉める際はちゃんと竜頭を押した状態でケースを戻し、
それからゆっくり竜頭を離して、爪が痛まないよう優しく扱ってあげてください)
何と言ってもこのモデルはムーブメントが特徴的です。
俗にChalmers仕様と呼ばれるレギュレーターが採用されています。
”Chalmers Pat. 12.19.82. Patent Pinion”の刻印が鮮明に残っています。
数多くのイリノイの時計を見てきましたが、かなり珍しいと言っても良い機械です。
ケースを開けた時に見える機械は本当に素晴らしく、珍しい機械好きには堪らない一品だと思います。
OH歴は不明ですが、可動品です。
日差は平置きで-5秒、縦置きで約+15秒という良い状態ですが、精度は保証できません。
(継続的日常使用を求められる場合には定期的なオーバーホールをお願いします。)
時刻合わせはレバーセット方式。
竜頭周りの操作性は良く、初心者でも時刻合わせ、ゼンマイ巻きがしやすい一品です。
時刻合わせの際は画像のように5時下のレバーを状態でゼンマイを巻いてください。
【サイズ】
竜頭含まず約56mm。
厚さは約19mm。
重さは147.2g。
18サイズ。大型の一品です。
このサイズの銀色のハンターケースの品は人気があります。
この品は何と言っても機械ですね。Chalmers仕様のレギュレータが楽しめる珍品です。
バンスペシャルなども素晴らしいイリノイですが、それとは違う文字盤の品の良さ、機械の作りが楽しめると思います。
表面に難があるため価格は抑えたつもりです。
ぜひこの機会にコレクションに加えてみてください。
画像データを
Googleフォトに永久保存しております。
Googleフォト内で拡大画像を確認することもできます。購入希望者には必ずご確認頂き、ご購入をよろしくお願いします。
【発送】
日本全国一律800円(梱包料込み)
ゆうぱっくにてお送りします。超過分はこちらで負担いたします。