【商品紹介】
1833年前後に作られた鎖引きの懐中時計です。
俗にフュジー(FUSEE フュージー)と呼ばれる仕様の一品で、
ゼンマイの力を均等化し歯車に伝えるために使用される装置が付いています。
構造上厚みに加え、中央の穴の開いた立体細工が見事ですね。
フュジーの品を多く扱ってきましたが、この年代、そしてこの細工の品は初めての陳列です。
アウターケースに収まる仕様で、弊社で扱った懐中の中で最も古い一品です。
文字盤は高級仕様のポーセリン製ダイヤル。
銘が無い仕様で、製造年代の古さを感じさせてくれますね。
時刻は人気の高いローマ数字表記。割合大きめの数字で視認性が良いですよね。
黒色で統一され余計な物が無いシンプルな文字盤が上品で、製造年代の古さを感じさせてくれます。
分刻も無く帯状の模様で高級感があり、黒と白のコントラストが際立つ綺麗な作りです。
このような品は大変人気があります。
1点、10時左縁にチップがあります。
ただ目立つ位置では無く、ヘアーラインも無い綺麗な文字盤です。
アンティーク品とご理解頂ける方にお楽しみ頂ければ幸いです。
時刻あわせは鍵巻き。
中央四角部分に付属の鍵で巻いてください。
操作性は良く、初心者でも円滑に時刻設定が可能です。
ゼンマイ巻きはケース裏穴から行います。こちらも円滑に操作できます。
ケースは銀無垢(スターリングシルバー)製オープンフェースケース。
ホールマークと呼ばれる刻印が残されています。
画像の通りアウターケースが別に用意された品で、3時右の凸を押すことでバネが効き開きます。
開け締めはハンターケースと同じ要領で落ちながら開閉した方が長持ちすると思います。
1830年前後に作られた品ですが、もちろん可動品です。
螺旋を持ったフュジーを格納しているため、構造上割合厚みのある作りとなっています。
通常の時計に較べて構成部品が多く、細工も多く施され、当時、鎖引きではない時計に比べ高級品であったことは容易に想像されます。
(もともと懐中時計自体が高級品ではありますが・・・)
オーバーホール歴は不明ですが、鍵での操作は円滑で、初心者でも簡単に操作できると思います。
(アンティーク時計の為、可動品とだけ保証させて頂きます。
正確性、継続的可動、継続的日常使用を求められる場合には定期的にオーバーホールをお願いします。)
【サイズ】
竜頭含まず約56.5mm。
厚さは約21.5mm。
重さは148g。
重厚感がありながら、上品さも兼ね備える一品です。
鎖引きの品は出回る数も少なく、弊社でもなかなか陳列に至らず人気があります。
中でもムーブメントにこれだけの立体的な細工、穴が空く仕様の細工の品はそうは見つからないと思います。
そんな品の文字盤がこれだけ綺麗な状態で残るというのは嬉しい限りですよね。
ぜひこの機会にコレクションに加えてください。
画像データを
Googleフォトに永久保存しております。
Googleフォト内で拡大画像を確認することもできます。購入希望者には必ずご確認頂き、ご購入をよろしくお願いします。
【発送】
日本全国一律800円(梱包料込み)
ゆうぱっくにてお送りします。超過分はこちらで負担いたします。