アンティーク懐中時計の販売買取専門店　古響堂

【商品紹介】
1929年前後に製造されたWalthamのCrescent St（Model 1908）です。
最近ではVanguardに引けを取らない人気の品で、Walthamの中でも高級機の部類に入ります。
ご多分に漏れず素晴らしい機械を持つ品で、国内OH、ゼンマイ交換済みの一品です。

文字盤は高級仕様のポーセリン製ダイヤル。
時刻は人気の高いローマ数字表記。
分刻の数字が無く、黒色で統一された作りは品がありますね。
長針短針とのバランスも良く、視認性が良いです。

拡大画像の通り中央付近から12時左に掛けて薄いヘアーラインがあります。
経年・使用による使用感、汚れとともにアンティーク品とご理解頂ければ幸いです。


ケースはBase Metal製オープンフェースケース。
Hamilton4992Bなど軍用時計によく使われるケース素材で、耐久性に優れています。
ケース縁、ボウの細工も凝っており、高級感があります。
金張りとは違った品や重厚感があります。

背面には電車の細工が綺麗に残っており、鉄道懐中の良さを味わって頂ければ幸いです。
側面に凹凸のある細工がありますので手に馴染みやすく、日常使いにも良いと思います。
ねじ込み式ですので初心者でも表裏面共に開けやすいと思います。


機械は21石、ルビー仕様で見た目の華やかさのある作りです。
3/4 Plateと呼ばれる仕様で、機械内部が覗きやすく、機械式時計の動きをみたい方にお薦めできます。
これだけの機械の品ですので2017年4月に国内OHさせて頂きました。
日差は参考値ですが、平置きで-10秒、縦置きで約-30秒という状態です。
（アンティーク時計の為、購入後3ヶ月の稼働保証と保証させて頂きます。
正確性、継続的可動、日常使用を求められる場合にはオーバーホールをお願いします。）


加えてゼンマイをニバゼンマイに交換してあります。
　※切損トラブルの非常に低いステンレス合金のゼンマイで、安心してお使い頂けます。
（英語では、white alloy main spring と言われます。）
通常のゼンマイよりも高いですが、ゼンマイ切れ時の衝撃、機械破損防止を考えると
合うものがあればニバゼンマイへの交換を弊社では薦めております。


WlathamのCrescent Stはコレクターも多く、価格や作りを考えると初心者にも向くグレードです。
21石仕様と多少価値は高くなりますが、オーバーホール済みでゼンマイも交換してありますので初めて持つ品にも良いと思います。


【サイズ】
竜頭含まず約48mm。
厚さは約13mm。
重さは87.5g。

日本人に人気のある16サイズです。
普段使いにも使い易いサイズだと思います。

OH・ゼンマイ交換の手間・費用を考えるとかなり割安になっていると思います。
操作性も良く、初心者でも円滑に時刻合わせ（レバーセット方式）、ゼンマイ巻きができると思います。
機械式懐中時計の良さをぜひお楽しみ頂ければ幸いです。